本編へのリンク
- Linux環境立ち上げ
- 基本コマンド
- シェルとターミナル操作
- パッケージ管理(T.B.D.)
- ネットワーク関連コマンド(T.B.D.)
- 正規表現
- viの使い方(T.B.D.)
- 環境設定(T.B.D.)
- ラスパイでGPIO操作(T.B.D.)
- Jetson-NanoでGPIO操作(T.B.D.)
- awkの使い方(T.B.D.)
- perlの使い方(T.B.D.)
- シェルスクリプトの作り方(T.B.D.)
はじめに
最近、Linux関連の記事を投稿するとアクセスが多くなる傾向があり、Linuxへの関心が高まっていると感じています。
電子工作をしていて、画像を扱うようなある程度高度な処理をしようとすると、Arduinoのようなマイコンよりはラズパイを使いたくなりますが、ラズパイのOSはLinuxなので、ある程度Linuxの知識が必要になります。
GPUを搭載した小型ボードJetson-NanoもLinux OSを使用しています。
Jetson-Nanoもそうですが、機械学習における学習や推論実行環境としてもLinux OS上のPythonプログラムを前提とすることがほとんどで、クラウドサービスであるGoogle ColabもLinuxマシンが使われています。
このように電子工作等のものづくりや機械学習を利用したプログラミングをしようとすると、どうしても出てくるのがLinuxなのですが、ターミナルの黒い画面が出てくると難しそうな感じがして敬遠しがちだったとか、よくわからないけど見様見真似で使っていたという方がいらっしゃるのではないでしょうか。
本講座はLinuxのあらゆる知識を詰め込むことを目的としておらず、よく使うコマンドや環境設定の方法、シェルスクリプトなど知っていると便利になる機能、またそれらの前提となる正規表現などの基礎知識など重要な内容に絞ることで、Linux初心者が短期間でそれなりに使えるよう力添えすることを目指しています。
さて、ここまでの説明に出てきたシェルスクリプトや正規表現って何?という方もご安心ください。
本講座を読めば、いろいろ試したくなってきて、いつのまにか使いこなせるようになるはずです。
説明に使用するマシンとしてはUbuntuをインストールしたPCをベースに、ラズパイやJetson-Nanoも時折登場させ、小型ボード特有のIOポートの操作なども交えて、楽しみながら自然とLinuxの使い方が身につくようになる講座を目指したいと思います。
Windows PCしか持っていないという方は、Windows Subsystem for Linux通称WSL2というWindows上で仮想のLinuxマシンを動かす環境があり、これを利用してWindows PC上でUbuntuを使用できます。
Macの方は、Mac自体が元々UNIXから派生したOSのため、基本的にLinuxと同じコマンドが使用できます。
UNIXやLinuxの歴史についての説明は他のサイトや動画に任せますが、ほとんど同じような使い方ができるものと思っておけば良いと思います。
それでは本記事の上部にある「本編へのリンク」から、それぞれの内容に進んでください。
Linuxが全く初めてという方は上から順番に見ていくのがおすすめですが、最初からたくさんのコマンドを見てしまうと気が滅入ってしまうと思いますので、そんなときはトップページに戻って興味がある内容のリンク先を見たりするのが良いでしょう。
本講座の対象者
本講座はLinux初心者向けで、以下のような方々を対象にします。
- Linuxを触るのはほぼ初めて
- ターミナルの黒い画面が出てくると萎縮してしまう
- 基本的なコマンドは使ったことがあるが、シェルスクリプトの作り方はわからない
- Linuxの基本的な使い方はわかるけど、ラズパイのカメラ画像を扱う方法が知りたい
以下のような方々は、本講座を参照する必要はなく、自力でググって解決した方が早いと思います。
- 普段から仕事でLinuxを使っている
- ネットワーク管理者
- ラズパイでバリバリ画像認識させている
ラズパイ、Jetson-Nano購入例
書籍紹介
Linuxの基本的な使い方からシェルスクリプトを使ったプログラミング、Gitによるバージョン管理など、エンジニアが知っておくべき基本的な知識について解説してくれています。